そうなんです。万物は朽ちていくもの。
どんなにしっかりと施工した看板でも、いつかは老朽化してしまいますね。 また、全てにおいて「絶対大丈夫」ということはありません。
看板を設置する際、看板はビルの一部である「建築構造物」になりますので、 看板に関して事故が発生したときに、「看板つけた人が全部責任とれ」というのは、 全ての場合に通用するわけではしません。ビルに看板をつけた場合、 「看板つけた人」というのは、たった一企業、たった一人ではないからです。
など、様々な企業や人が関わってきます。
看板が万が一落下して、誰かにケガをさせたら、その治療費や慰謝料は誰が払うのか??看板工事中の事故を補償する保険は誰が入っていることが必要なのか?また、看板本体の修理費、再制作費、施工費などは誰が持つの??など、あらゆるリスクに備えることが必要です。
看板がなぜ落下したか、原因による。
老朽化なら看板およびビルの管理責任者。(ビルオーナーか委託しているビル管理会社) 【施設賠償責任保険】に入っていると補償される場合がある。
ビス止めの本数が足りないなど、看板施工時のミスであれば、工事請負会社。 【生産物賠償責任保険】に入っている業者が多い。
そのほか火災・地震・落雷・台風・津波・大雨・洪水ほかが原因であれば、 ビルオーナーが入る【地震保険】や【火災保険】で、それらの補償が網羅しているか否かによる。
落下した看板本体の所有者が誰であるか。その所有者が看板に対して、 【動産保険】を掛けていれば、補償される場合があります。 たとえば看板LEDビジョンだったら、そのLEDビジョンを運営している会社でなく、 そのLEDビジョン本体のオーナーが保険に加入することをオススメします。
看板を掲出する際に、スポンサーは広告代理店や施工会社にデザイン指示をします。
その際、【色校正】や【本校正】や【出力見本】なるものを見せられ、 シート出力をする前に「うん、これでOK」といっているはずです。
商取引では、口頭でも契約になります。「これでOK」といったスポンサーは、 掲出して気に入らないことがあっても、基本的には「OK」を出したことに責任がありますので、 クレームをつけても逆に「NG」を食らう可能性は高いです。
とはいっても、ほんの少しの改善提案でしたら、控えめに聞いてみるのもアリですね。
「看板良かったよ!(まず誉める)でもここさ・・もしこうなったらうれしいんだけどね・・」 施工業者の側も、「あんたOK出したでしょう!」なんていきなり突っ返さずに、「持ち帰って検討してみます」と穏便に対応しましょう。
道行く人全てお客様。
今日の業者は明日の顧客かもしれません。 いつ、誰に対しても同じ態度で冷静に対応することがHAPPYな関係をつくる基本ですね。
看板設備であればその設備のオーナーがその修理費を払います。
看板面のビジュアル・オブジェであれば、広告スポンサーがそのオーナーなので、その場合の修理費を払うのが一般的です。
(当初の契約による)
看板の保守管理を任せている会社があれば、その会社が「施設賠償責任保険」にはいっていることがありますが、 これは歩行者がケガをしたときなどの損害補償のみである場合、看板自体を修理するものではありません。
路面(もしくは屋上)に掲出してある看板を歩行者に落書きされたとか、一部壊されたという場合に、その修理費用を補償する保険は、看板オーナーが加入する、【動産保険】となります。
(第三者による看板設備損壊の修理費用が施設賠償責任保険とセットで対象になっている場合もありますので要確認)
下記よりお問い合わせください。
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